《はるいろ》デイサービス国玉通

代表者挨拶

Greeting

ごあいさつ

代表社員 山中直樹ひとは誰でも年をとります。
今日より明日、確実に老いていきます。

身体は動きにくくなる、ちょっと動けばしんどい、動くことが億劫になってくる、ものは覚えれんようになる、覚えた尻から忘れていく、あちこち痛い、目は悪なる、耳は遠くなる。
暮らした土地や家を離れ、仕事も退職、妻や夫として親としての役割も卒業。
子供は独立、まわりに沢山いた家族や友人、ご近所さんも、だんだん減っていく。

身体や健康面はもとより、役割、地位、名誉、権威、場所、関係性…
老いることは喪失の連続だといえます。

介護保険が始まって20年
「出来ない」「してはいけない」「難しいから、危なっかしいから遠ざける」
そんな引き算ばかりの援助と社会性が、老いによる喪失を助長しているように感じます。

ひとは誰でも年をとります。
それはあたりまえのこと。
あたりまえを、当たり前に感じながら、起きていることに極端に逆らわず、肯定し受入れながら、それでも普通の暮らしを、普通に続けること。
ゆっくりと老いとつきあっていくこと。
時代とともに、家族構成や地域性も変わっているから、仕方のないことも多いと思うけど、でも、無理しなければ、否定しなければ、認めてあげれば、楽しく暮らせる要素はたくさんあると思う。

たかがデイサービスに出来ることって、限られているかもしれんけど、それでも、できることはたくさんあると思う。

個性的な“老い”と正面から向き合い、利用者さんが、自分で考え、自分で選び、自分で決めて、それぞれが役割と責任をもって、普通の一日を過ごすこと。
みんなが笑って楽しく、自分らしく過ごせる空間と時間つくること。
出会いと、つながり大切に、利用者さんの最後の友人になること。
生活に、いきることに、楽しみをもてる小さなきっかけをつくること。
そしてなにより、自分自身がおもしろいと思える毎日をつくること!

介護職って、これらをそっと支えるスパイスのようなものだと思います。
あくまで主役は本人、あたりまえに、その人の人生です。
一人の人生にかかわる責任をしっかりと感じながら、専門職として、プロとして、しっかりとした知識と技術を蓄え、そっと支える。

そんなお手伝いを、カタチにしたくて“はるいろ”をつくりました。
一緒に思いを共有出来たら最高です♪

代表社員 山中直樹